小学校の時に学んだ知識が今も役に立っています
町医者は大学や高度医療施設とは違い、医療設備や人材に決定的な差があります。
よって、対応できる医療にも限界があります。
そんなギャップや限界を突破するべく、全国の先生方は様々な方法で必死に
頑張っています。
我々ももちろん同様であり、オリジナルのユニークな医療や、より患者様に寄り添う
優しい院内システムを日々模索しています。
そのうちのひとつ
「光学顕微鏡」はだれもが小学生の時に使い方を習った身近なアイテムです。
ミカヅキモとかタマネギとかジャガイモを染色して理科室で扱った記憶があります。
決して最新でもなく高額でもオリジナルでもユニークでもないモノですが
これが実際は診断と治療に大きく寄与し、動物病院で大活躍してるんです。
我々の目に映る景色をちょこっと紹介します。
かゆくてジュクジュクしたイボがあるコに耳寄りなお知らせ(^^)/
特に中~高齢のワンちゃんに多いですが
皮脂腺腫(皮脂腺過形成)や疣贅(イボ)って聞いたことありますか?
おそらくデキモノがあることを主訴に病院に受診した方の中には、獣医さんから
そのように説明された経験がある方いるのではないでしょうか。
基本的には命に関わることは稀ですが、体中にあることで管理に不都合が出たり、生活の質が低下する場合があります。(短期間に極端に大きくなるなら話は全く別です!)
脂や汁の分泌が豊富で膨れて大きくなったり細菌が増えやすい
⇒すると、物理的に気になるし、なんだかかゆい⇒いじる・かじる⇒分泌する細胞なので、どんどん膨れて大きくなる⇒さらにかゆくて気にする⇒いじる・かじる⇒血が出る⇒いじる・かじる
といった無限ループです。
見た目に特徴があるので分かり易いですが、体表腫瘍は良~悪性様々な特徴や種類があるので兎に角、かかりつけの先生にご相談下さい。
当院では無麻酔・無鎮静でも可能な大きさ・性状・本人の性格であれば、局所冷却しながら「蒸散」して縮小させて不都合な状態を改善させています。
塗り薬をぬったり、あて布したり、服着たりしても汁は出るし、かゆいし、気にしていじるしワンちゃんはイライラしちゃいます。
外科的切除が理想ですが、そんな状態のコは年齢的にも基礎疾患があって、治療したり麻酔リスクがある場合が多いです。
悩まれている方がいましたら、ぜひ診せて頂けませんか?
処置回数は症状の程度・大きさ・場所などモノによるのでケースバイケースですが
一度お気軽にお電話下さい。診療所でスタッフ一同お待ちしております。
1週間後の様子。
組織が壊れて汁も出なくなったので塗り薬・かゆみ・いじり・保護服から卒業しました。
時間が経つと、蒸散部は壊れているので徐々に委縮が進みます。
長毛種は特にスリッカー・コームでこまめなお手入れが大事!
ギュッと集めると小型犬1匹分くらいはありそう
(毛色的に〇ッフィーみたいだったので写真撮って遊んでみました)
いつもキレイに整えてくれてありがとう♬
って言ってます、、、、たぶん(^^
当院へのアクセスについて
まだまだ開院したばかりの当院。
皆様から「どこにあるの?!」と聞かれることもしばしば…。
そこで本日は、当院への道順を画像を使ってご説明します!
【那須塩原駅方面から来る場合】
大学通りを直進です。
アウトレットさんが右手に見えてきますが、ここをまっすぐ進みます。
当院です!看板の近くの縁石が白くなっていて、そこが駐車場入り口です。
【山側から来る場合】
看板の手前、縁石が白くなっているところが駐車場入り口ですので、こちらからお入り下さい♪
優しいトリミングは、いかがですか?
当院では、診療所併設のため、安心してトリミングが出来ますよ。
出来るだけ、ワンちゃんに負担が少なく、優しいトリミングを心がけております。
皮膚の悪いワンちゃんの薬浴や
元気いっぱいのワンちゃんのシャンプー
大きなワンちゃんでも、できる限り対応をさせて頂きます。
「病院で」やるメリットは
①
施術による様々なリスクを予期することが出来、帰宅後の処方や再診までカバー
できます。
※事実”バリカン負けでの帰宅後の自傷”、”肛門腺絞り残しによる過度な貯留・破裂”
”シャンプー剤による眼のトラブル”で来院されるケースが動物病院は多いです。
②
施術前に必ず獣医師による診察を行うことで、今まで指摘されなかったかもしれない
様々な異変・病変を見つけられるので、そのまま皮膚科の治療や別件の診察に
スムーズに移行できます。
③
心疾患、てんかんのあるワンちゃんでも、病院では”ICUでの温度・酸素管理”や”注射投薬による迅速な処置”が出来るので、急変の場合も可能な限りですが対応できます。
※ですが、明らかに施術によるリスクが濃厚なコはお受けできません。
その判断の為にも獣医師による診察がとてもとても重要なのです。
ご理解の程よろしくお願いします。
④診察以外でも別スタッフの保定も1~2人つけて、「安全第一」を限りなく心がけ
ながらスタッフ総出で取り組みます。
※性格や性質上、必ず安全面・処置面でご期待にそえない場合もあるかもしれませんが
出来うる限りを見極めて取り組ませていただきます。
ご予約は、診察時かお電話にてお願いいたします。
(火)(水)(木)(土)(日)
午前中9:30にお預かりして、お昼前後にお迎えに来ていただく流れです。
トリミング時間は、2時間~3時間(犬種による)
1日1件とさせて頂きます。(小型犬シャンプーのみ2匹などは問い合わせ下さい。)
その他、ご相談等ございましたらお気軽にご連絡お待ちしております。
とある日のレジデンスの様子
当院より「マダニ及びその他寄生虫に対する特別警報」が勝手に発令されました!!
まだ開業1ヵ月半ですが、
とにかくマダニに咬まれている方の来院が多いです。
当院は不思議と中型~超大型ワンちゃんの来院が目立ちますが、お散歩も緑の中を駆け回るタイプの子がほとんどなので、そりゃそうかと納得してます。
でも、、、小型ワンちゃんも勿論来院しますがちゃんとマダニに咬まれてますし、ニャンコさんも街中とは違い、外の空気も自由に感じられる飼育が多いので
いずれにせよ寄生虫とは日常的にコンタクトしてますね。
当院の敷地周辺も勿論木々と川と田んぼなので、鳥やカエルや小型動物など寄生虫感染を媒介する存在も豊富にいます。
最近はマダニ媒介感染で人が亡くなる時代です。(SFTS:重症熱性血小板減少症など)
獣医師・看護師も犠牲になっている例もあります。
もはや他人事ではありません。身近にリスクはたくさん潜んでいます。
このご時世なので、言わずもがな皆様も痛いほど実感されていることと存じます。
これだけはご理解頂きたいです。
最悪の結果を回避できる可能性が十分期待できます。
事実、適切なケアをしていなかったことで悔しい場面を迎えたケースを
数多く目の当たりにしてきました。
予防していたらよかった、という後悔は先に立ちません。
フィラリア症で亡くなる時代もかつてはありましたが、今は違いますよね。
フィラリア予防薬が当たり前に浸透してきたからです。
マダニ・ノミへも当たり前に目を向ける時代がまさに今なんです。
そんなマダニ・ノミのお薬、当院にてもちろん用意がありますのでご相談お待ちしております。
真面目なメッセージもたまには必要ですけど、次は緩めな内容でいこうかな。