「医食同源」はワンこニャンこも一緒です

当院の診療所エリア”待合室”の様子。

f:id:nasunomori-ah:20200710214150j:plain

お邪魔にならない程度にスッキリとサッパリと設置しております。

 

 

現在は食事療法食をつくるフードメーカー2社を激推ししております。

なぜこの2社なのかというと、、、

 

「獣医師が診察をした上で、責任もって”処方”することが出来る」

「街中やネットで手に入らない、病院経由でしか買うことが出来ない」

「ご自宅に直接配送できる流通システムがあり、リピート購入が楽で簡単」

だからです。

 

一部のメーカー製品は”食事療法食”が簡単にネットや店頭で手に入りますが

獣医師としては、それって大丈夫かな?と個人的に感じています。

 

これは、簡単に言うと

「処方箋なしで、だれでも、いつでも、いくらでも、専門的なクスリが手に入る」

ような状況なんです。さらに言うと

「療法食が簡単に手に入る=不注意で病気を簡単に作り出すことが可能」なのです。

 

 

おいしい食事と健康に必要な食事、その両立はヒトも動物も永遠のテーマですよね。

そんなお話も含めて、外来で腰を据えてじっくり話せればいいなと思っています。

 

 

f:id:nasunomori-ah:20200710214216j:plain

国産メーカーの安心と小粒の食べやすさがポイントの「ドクターズ」シリーズ

f:id:nasunomori-ah:20200710214342j:plain

イタリア発のオシャレ自然派フードで、嗜好性と食事療法の両立を実現した

「ファルミナ」シリーズ



 

 

 

この季節の風物詩が始まりました

県道沿いの植栽が一斉に除草・剪定されています。

夏が近づいてるなー、ってこの景色を見ると思います。

 

まだ梅雨で毎日天気悪いですけど、気持ち的には夏を受け入れる準備が出来ました。

 

だからって別に予定は無いので、変わらずお仕事がんばります。

 

f:id:nasunomori-ah:20200707140708j:plain

那須塩原駅から当院までの間の剪定後の様子

f:id:nasunomori-ah:20200707140723j:plain

当院から木綿畑交差点(山の麓)までの剪定後の様子

小ぶりでスッキリしてて良いな、と毎日思ってます。

 

梅雨入り時は体調が乱れやすい時期です

f:id:nasunomori-ah:20200619223807j:plain

 

院長室から見えた、昨日の夕方の景色。

 

昔やっていた「眠れる森」っていうドラマが好きだったんですが

最近この窓の景色がドラマのオープニング・エンディングと竹内まりやの主題歌を思い出させるんです。

 

当時子供でしたが、何故かシリアスで静かで悲しい内容や世界観のサスペンスが妙に

好きで、また見たくなりました。

 

気圧変動や温度変化は生き物の体調にも大きく影響します。

人間同様引き続きご自愛下さい。

 

 

最近流行ってるんで、当院も取り入れました。

エリザベスウェアって聞いたことありますか?

 

結論、いいですね~これは(=^・^=)

 

開腹手術で抜糸までの間キズを守るのに今まではカラーというメガホンみたいなもの

をつけていましたが、伸縮性も触り心地も強度もいいですね~(=^・^=)

 

術部が隠れない手術はウェア適応外ですが、基本的には積極導入していますのでご理解・ご協力をよろしくお願いします。

 

f:id:nasunomori-ah:20200619195420j:plain

大型犬の開腹オペで処方させて頂きました。

ツルンとしたシルエットで可愛くて、オーナー様にも喜んで頂けました。

f:id:nasunomori-ah:20200619195404j:plain

術部や着衣を気にしてイジったそうです。

大型犬でこれですから、強度も信頼できそうだし

オーナー様・病院ともに安心して抜糸まで経過が診れました。

 

小学校の時に学んだ知識が今も役に立っています

町医者は大学や高度医療施設とは違い、医療設備や人材に決定的な差があります。

よって、対応できる医療にも限界があります。

 

そんなギャップや限界を突破するべく、全国の先生方は様々な方法で必死に

頑張っています。

我々ももちろん同様であり、オリジナルのユニークな医療や、より患者様に寄り添う

優しい院内システムを日々模索しています。

 

 そのうちのひとつ

「光学顕微鏡」はだれもが小学生の時に使い方を習った身近なアイテムです。

ミカヅキモとかタマネギとかジャガイモを染色して理科室で扱った記憶があります。

 

決して最新でもなく高額でもオリジナルでもユニークでもないモノですが

これが実際は診断と治療に大きく寄与し、動物病院で大活躍してるんです。

 

我々の目に映る景色をちょこっと紹介します。

f:id:nasunomori-ah:20200619195557j:plain

猫の血液です。赤血球とか白血球の数や形で病気を診断します

f:id:nasunomori-ah:20200619195524j:plain

犬の便です。軟便や下痢の場合はとりあえず棄てないで持ってきてくださいね。

f:id:nasunomori-ah:20200619195334j:plain

ちょっとかゆい犬の皮膚です。バイ菌やカビの有無や量で処方を細かく検討します。

 

かゆくてジュクジュクしたイボがあるコに耳寄りなお知らせ(^^)/

特に中~高齢のワンちゃんに多いですが

皮脂腺腫(皮脂腺過形成)や疣贅(イボ)って聞いたことありますか?

 

おそらくデキモノがあることを主訴に病院に受診した方の中には、獣医さんから

そのように説明された経験がある方いるのではないでしょうか。

 

基本的には命に関わることは稀ですが、体中にあることで管理に不都合が出たり、生活の質が低下する場合があります。(短期間に極端に大きくなるなら話は全く別です!)

 

脂や汁の分泌が豊富で膨れて大きくなったり細菌が増えやすい

⇒すると、物理的に気になるし、なんだかかゆい⇒いじる・かじる⇒分泌する細胞なので、どんどん膨れて大きくなる⇒さらにかゆくて気にする⇒いじる・かじる⇒血が出る⇒いじる・かじる

といった無限ループです。

 

見た目に特徴があるので分かり易いですが、体表腫瘍は良~悪性様々な特徴や種類があるので兎に角、かかりつけの先生にご相談下さい。

 

 

当院では無麻酔・無鎮静でも可能な大きさ・性状・本人の性格であれば、局所冷却しながら「蒸散」して縮小させて不都合な状態を改善させています。

 

塗り薬をぬったり、あて布したり、服着たりしても汁は出るし、かゆいし、気にしていじるしワンちゃんはイライラしちゃいます。

外科的切除が理想ですが、そんな状態のコは年齢的にも基礎疾患があって、治療したり麻酔リスクがある場合が多いです。

 

悩まれている方がいましたら、ぜひ診せて頂けませんか?

処置回数は症状の程度・大きさ・場所などモノによるのでケースバイケースですが

一度お気軽にお電話下さい。診療所でスタッフ一同お待ちしております。

 

f:id:nasunomori-ah:20200610171103j:plain

当院自慢の半導体レーザー装置で処置を行います!!!

ヒト医療でいう美容外科のシミ取りにもレーザーが活躍しています。

f:id:nasunomori-ah:20200610171122j:plain

ラウンド形状のプローブでちょっとづつイボを散らしていきます。

その都度氷のうで冷やすことで麻酔とレーザー熱に対する冷却の役割があります。

f:id:nasunomori-ah:20200610170936j:plain

処置前は汁でジュクジュクし、かゆみでいじり、悩んでいました。

(写真は処置直後、やや大きかったので一気にやらずに様子を見ながら控えめで処置しました)

 

f:id:nasunomori-ah:20200610170948j:plain

1週間後の様子。

組織が壊れて汁も出なくなったので塗り薬・かゆみ・いじり・保護服から卒業しました。

時間が経つと、蒸散部は壊れているので徐々に委縮が進みます。

 

長毛種は特にスリッカー・コームでこまめなお手入れが大事!

f:id:nasunomori-ah:20200610171029j:plain

ギュッと集めると小型犬1匹分くらいはありそう

(毛色的に〇ッフィーみたいだったので写真撮って遊んでみました)

f:id:nasunomori-ah:20200610171048j:plain

いつもキレイに整えてくれてありがとう♬

って言ってます、、、、たぶん(^^