感染症を媒介する生き物は、皆さんのそばにいますよ・・・

マダニ媒介感染症のひとつである「日本紅斑熱」で亡くなられた方の

ニュースが流れました。

 

新型コロナウイルス感染症の脅威はもちろんですが、人獣共通感染症の危険性

もさすがに定着してきたのではないかと思っています。

 

 

他人事ではないんですよ、、、どうか気をつけてお過ごしください、、、

言いたいことは分かりますよね?

 

「適切な予防薬の使用」を今一度よろしくお願いします!!!

 

 

院内で撮影している写真にも、そんな感染症メッセンジャーが記録されています。

 

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患畜さんにくっついてた吸血してパンパンのマダニ

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消化管寄生虫の媒介者でもあるカエル、どうか食べないでください

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関係ないけど、クワガタが迷い込んできました

夏ですね~、近所でも虫取りの親子をよく見かけます。

和む風景ですねぇ・・・

 

基本手技こそ「丁寧」に「確実」に (手術画像あり ご注意下さい)

犬と猫の精巣摘出術(いわゆる去勢手術)は、獣医療の外科手術の中では入門

であり、町の獣医さんにとっては一般的な術式です。

オーナー様にとっても一般的で馴染みのあるキーワードなので、身近な手技として

認識している方が多いと思います。

 

ですが、立派な全身麻酔下手術なので、決して「安全」で「誰でも出来るもの」で

「絶対に無事に完遂する」とは限りません。

どの手術でも全てにおいて言えることです。

手技自体に問題はなくても、体質の問題など「麻酔」に関連するトラブルの可能性

は予期できない場合が多いです。

そこをちょっとでも明らかにして安全に行うために「手術前検査」があります。

よって、麻酔薬を入れてから覚醒するまではどの部分も危険性を孕んでいます。

 

 

要する費用や入院の有無や手術の術式は

・準備に対してどの程度スタンバイしたか

・手技にどの程度の労力や用具を要したか

・周術期にどの程度の安全策を講じたか

患畜のサイズや基礎疾患や品種的なリスク因子

など、千差万別なので

”あの病院ではこうだったのに・・・”、”この病院ではこうだったが・・・”

といったご意見を日常的に伺いますが、上記のような理由が絡んでいると思われます。

 

 

写真を撮りながら手技や細かなコツを見返すと

コレを教えてくれた厳しくも思いやりをもって接して頂いた(はず?)師匠との

思い出・昔の失礼・至らなかった出来事・感謝・外来の合間に交わした雑談が鮮明に

蘇ります。好きだって言っていたアレを贈り物しないとな、、、

 

と、ふと思いました。

 

 

ワンちゃん・ネコちゃんにおいても熱中症対策ついでにステイホームをおススメ

したくなる陽気が続くので、引き続きご自愛ください。

 

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エイトノット:8の字結紮 で精管と血管を処理します(猫さんの場合) 

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ネコさんの袋はこのままくっつくので縫合しないことがほとんどです

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精管を結紮してアンカー代わりにして、同じ糸で血管をまとめて結紮して糸の滑脱を防ぎます(イヌさんの場合)

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二重結紮を施して切離し、止血確認をしています

 

 

なが~い梅雨にやっとさようなら

7月は雨が降らなかった日がほとんどなかったらしいし、台風の接近も

なぜか記録的に少ないらしいです。

那須地域の当院も、うだるような暑さかと思えば嵐のような雨に降られてみたり

落ち着かない天気です。

当院の周辺は360度木々に囲まれてるので、7月は総じて鬱蒼とした様子でジメジメしっとりしてました。

 

 

 

やっと晴れ間が出てきたので、やりましたよ、今年初の草刈り。

ウィーンと、バリバリッと、やってやりました。

ハンドル軽く握って持ってるだけなのに、手のひらが皮むけて穴だらけです。

そしてこれしきで息が上がりました。虚弱すぎて笑えてきました。

 

それでも外来はタフに頑張ってますので、ご予約のお問合せお気軽に電話下さい。

 

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院長自らバッサリやっています

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黙々とすまし顔でやってますが、手のひらはズル剥けヒーヒーしてます

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新鮮な雑草はかさばりますが、日当たりいいところにある程度まとめて数日放置しておくと

カッサカサになってまとめやすい気がしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「医食同源」はワンこニャンこも一緒です

当院の診療所エリア”待合室”の様子。

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お邪魔にならない程度にスッキリとサッパリと設置しております。

 

 

現在は食事療法食をつくるフードメーカー2社を激推ししております。

なぜこの2社なのかというと、、、

 

「獣医師が診察をした上で、責任もって”処方”することが出来る」

「街中やネットで手に入らない、病院経由でしか買うことが出来ない」

「ご自宅に直接配送できる流通システムがあり、リピート購入が楽で簡単」

だからです。

 

一部のメーカー製品は”食事療法食”が簡単にネットや店頭で手に入りますが

獣医師としては、それって大丈夫かな?と個人的に感じています。

 

これは、簡単に言うと

「処方箋なしで、だれでも、いつでも、いくらでも、専門的なクスリが手に入る」

ような状況なんです。さらに言うと

「療法食が簡単に手に入る=不注意で病気を簡単に作り出すことが可能」なのです。

 

 

おいしい食事と健康に必要な食事、その両立はヒトも動物も永遠のテーマですよね。

そんなお話も含めて、外来で腰を据えてじっくり話せればいいなと思っています。

 

 

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国産メーカーの安心と小粒の食べやすさがポイントの「ドクターズ」シリーズ

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イタリア発のオシャレ自然派フードで、嗜好性と食事療法の両立を実現した

「ファルミナ」シリーズ



 

 

 

この季節の風物詩が始まりました

県道沿いの植栽が一斉に除草・剪定されています。

夏が近づいてるなー、ってこの景色を見ると思います。

 

まだ梅雨で毎日天気悪いですけど、気持ち的には夏を受け入れる準備が出来ました。

 

だからって別に予定は無いので、変わらずお仕事がんばります。

 

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那須塩原駅から当院までの間の剪定後の様子

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当院から木綿畑交差点(山の麓)までの剪定後の様子

小ぶりでスッキリしてて良いな、と毎日思ってます。

 

梅雨入り時は体調が乱れやすい時期です

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院長室から見えた、昨日の夕方の景色。

 

昔やっていた「眠れる森」っていうドラマが好きだったんですが

最近この窓の景色がドラマのオープニング・エンディングと竹内まりやの主題歌を思い出させるんです。

 

当時子供でしたが、何故かシリアスで静かで悲しい内容や世界観のサスペンスが妙に

好きで、また見たくなりました。

 

気圧変動や温度変化は生き物の体調にも大きく影響します。

人間同様引き続きご自愛下さい。

 

 

最近流行ってるんで、当院も取り入れました。

エリザベスウェアって聞いたことありますか?

 

結論、いいですね~これは(=^・^=)

 

開腹手術で抜糸までの間キズを守るのに今まではカラーというメガホンみたいなもの

をつけていましたが、伸縮性も触り心地も強度もいいですね~(=^・^=)

 

術部が隠れない手術はウェア適応外ですが、基本的には積極導入していますのでご理解・ご協力をよろしくお願いします。

 

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大型犬の開腹オペで処方させて頂きました。

ツルンとしたシルエットで可愛くて、オーナー様にも喜んで頂けました。

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術部や着衣を気にしてイジったそうです。

大型犬でこれですから、強度も信頼できそうだし

オーナー様・病院ともに安心して抜糸まで経過が診れました。