何事においても、自分にマッチするかはとりあえずやってみなきゃ判りませんね、いくつになっても・・・
先日、同じ市内在住の祖父が亡くなりました。
高次脳機能障害など諸々闘病はありましたが、大往生してくれました。
ちょっと遡り過ぎではありますが
順当に進学と就職をさせてもらい、県外出身にも関わらず黒磯・東那須で開業を考える
きっかけにも少なからずなった訳なので心から感謝しています。
葬儀の席にて、生前に職場でお世話になっていた方から伺った話によると
ギリギリまで現役を貫いただけでも素晴らしいことですが、病院の方針であれば
従うとのことで「電子カルテ」の操作などを習得しようとしていたそうです。
でも人差し指でキーボードを突っつくように、とのことでしたが(・∀・)
高齢の先生の場合、事務クラークさんや看護師さんが代筆のようなことをする場合もあるみたいですが、そこを努力しようとしていたらしいです。
困った時に繰り出す”バツが悪そうに眉を八の字にしてへへッと笑って誤魔化す
顔は昔からどこか憎めなくて忘れられません、本当にお疲れさまでした。
当院は会計処理まで一貫した電子カルテシステムなので
診察後の待ち時間も短く、受付も早く済み、院内調剤もスムーズに情報共有でき
さらに完全予約制による診療時間の確保もしているので、待ち時間の減少に限りなく
努めています。
紙カルテでも勿論仕事はしてきましたが、格段にスタッフのストレスや
紙による様々な時間のロスが改善されて、なんだか良い点しか見つかりません。
経験不足だからまだ見えないだけだとは思いますが・・・
今のところ悪い点は時々フリーズしたり電源がどうたら、などパソコンの問題のみ
ですが、今後見つけ次第改善していく所存です。
冷房の出番がやや減ってきましたね
年に2回訪れる季節の変わり目の体調不良シーズン(春→夏、夏→秋)
風邪や歳のせいにしないで一度相談してください、1シーズン様子見して
えらいこっちゃな場面が最近多いです。
引き続きお身体ご自愛ください。
レーザーバイポーラによる極めて繊細なシール&カット 素晴らしい・・・(手術画像あり ご注意下さい)
大きな血管を巻き込み出血量が多くなる可能性がある
より多くの人手が必要な術式になる
小さな町の病院では技術や設備上手術対応が難しい
より専門的な知識が必要とされる
と、判断した場合に患畜さんの安全を考慮して高度医療機関に当院も紹介します。
それでも時間や距離や金銭の問題から、やらねばいけない場面や判断を迫られる場面が都会の病院と違い格段に多いなぁと日々感じています。
当院の半導体レーザー装置によるバイポーラシーリングは
リガシュア・サンダービート・バイクランプなどの把持できる組織が多い便利な
デバイスと違い、先端の数ミリで細かくシール&カットをして手数で処理します。
※ひとつ前の記事の耳カットの写真で写っているピンセットみたいなヤツです。
ブームという言葉を保護犬・保護猫活動には使いたくないな、だってブームって「沸き起こる」と「去る」ものでしょ?
コロナ自粛で新たな生活様式が求められている昨今
ペットとして犬猫を家庭に迎える方がここ半年で急増しているようです。
家にいる時間が一時的に増えたからだと思いますが、生き物は長生きします。
どうか惜しみない愛情を注いであげて下さい
そしてお迎えの時まで全力で健康を追求して添い遂げてあげて下さい
命に対する責任を全うするとはそういうものです。
負の状況に直面することも多い立場として心からのお願いです。
「永住・別荘向けの分譲住宅・分譲地(一部温泉付き)」のエリアが
各所に存在しており、ご来院頂く皆様の中にも勿論お住いの方がいらっしゃいます。
最近お問い合わせが増えているのが「地域猫・通い猫」の問題です。
特に分譲地の集落はヒトの生命活動があり、食事のおこぼれや温もりにありつけるのが
好都合なのか、各分譲エリアごとに「ニャンコロさん社会」が出来ているみたいです。
そうなると、知らぬ間に子猫がみるみる増えてしまい、結果として悲しい運命に
翻弄される命が増えて、殺処分など負の社会問題にもなっています。
よくテレビでも保護ネコ特集やTNR活動(不妊手術)の取り組みが紹介されています。
全国的に沢山のボランティアさんやNPO法人さんが活動されていますが
その中で、獣医師が微力ながら力になれる部分は「不妊手術」です。
卵巣・子宮や精巣の摘出をすることで、過剰な繁殖を防いで一定のラインで
コロニー管理が可能になり、人間とののんびりまったりな共存が可能になります。
「飼い猫さんや家庭に譲渡予定がある場合は行わない」んですが
地域に再びリリースする猫の場合、手術済みの証として耳にV字カットが施されます。
よくわからん?という方々は「さくらねこ」と検索してみてください。
自治体によっては動物愛護の観点から手術助成金が不妊手術に対して出ます。
栃木県北地域も世帯で頭数制限がある場合がありますが制度が整っています。
動物が好きでこの仕事をしているので、せめて力になれる部分はないかと
思いつつ、当院でも依頼があれば適宜手術を行っている状況です。
お気軽にご相談お待ちしています”ニャン”
※
でも当院の付近はニャンだけでなくワン(野良犬・地域犬)もとても多いので
これはこれで大きな問題となっています。
これまでニャンほど身近な話題では無かったので
令和のこの時代にまだいたのか!?と驚いている今日この頃の若造であります。
「先生」という仕事について考える
先日のとある外来にて
オーナー様 「先生って塾・学校の先生みたいですね」
院長 大浦 「え? そうですか?? 何故ですかね???」
オーナー様 「まるで説明が授業みたいなので・・・」
実は狙い通りです。これはちょいと嬉しかったです。
獣医師も一応「先生」と呼んで頂く機会の多い仕事の一つですが、どの「先生」にも
共通するのは他社に何かを教える・伝える・広める・施す・・・etc を生業としている
ことです。特に専門知識や技術を少しでもご理解頂くために、どの職種の方々も
工夫し試行錯誤していることと思います。
ちなみに、当院ではホワイトボードを使って整理しながら、ちょっとした個別指導の
講義やカウンセリングのような形で説明しています。
開業までこうした取り組みをしたこと無かったのですが、明らかにオーナー様
のリアクションが違うように感じます。
命に関する小難しいけど重要な話を、聞くことにのみ注力するのではなく
板書をすることで少しでも視覚で捉えつつ(写メしてご家族に共有したり)
集中力を節約できるので、結果として疑問や質問をするゆとりが生まれた結果
双方向のやり取りが増えた印象です。
塾の先生のアルバイトや過去の塾通いで感じたことが現在仕事に役立っているので
今後もビジュアルに訴えかける”見える”方法で共有できる何かを考えようかな。
お昼のワイドショーは視覚に訴えかけてくる工夫が多いので、お知恵を拝借して
引きこもりテレビっ子の素質も無駄にならないように頑張ります。
字が汚いのはスミマセン、絵が下手なのもご容赦下さい(汗)
磁石でコメント・絵のパネルとか自作しようかな
ちなみにうちの女性勤務医はかなりキレイに丁寧に書いてますので安心してください。
重度歯肉口内炎に対する臼歯抜歯・歯肉粘膜フラップ形成術の様子
実は開腹手術より、「労力」と「人間」と「機械」と「忍耐力」が必要なんです。
あくまで個人的な見解です。ものによっては違いますので。
これも悩みなのですが、歯科手術・処置を
ヒトの歯医者さんの感覚で思われてる方がとっても多いですが、全然違うんです!
犬・猫でも症状や特徴に全然違いがあるので、そこら辺の話は診察室でしましょ。
証明写真”あるある” → 1~2枚使ってほぼ余らせてなんかもったいない
でも、こうして振り返って懐かしむことも出来るので
良しとしてあげましょう
と、自分に言い聞かせました。
日々の外来で個人的に注意している点は
「患畜さん(ヒトで言う患者さん)の病状をいかに、ヒトの”あるある”にのせて
オーナーさんに届けるか」
つまり、ヒトにとって身近なネタに例えることで動物の小難しいことが分かり易くなるかどうか、ということです。
分からない場合は言ってくださいね、うまいこと例えますので。
お笑い芸人さんの”例えツッコミ”、心から尊敬してます。
感染症を媒介する生き物は、皆さんのそばにいますよ・・・
マダニ媒介感染症のひとつである「日本紅斑熱」で亡くなられた方の
ニュースが流れました。
新型コロナウイルス感染症の脅威はもちろんですが、人獣共通感染症の危険性
もさすがに定着してきたのではないかと思っています。
他人事ではないんですよ、、、どうか気をつけてお過ごしください、、、
言いたいことは分かりますよね?
「適切な予防薬の使用」を今一度よろしくお願いします!!!
院内で撮影している写真にも、そんな感染症のメッセンジャーが記録されています。
関係ないけど、クワガタが迷い込んできました
夏ですね~、近所でも虫取りの親子をよく見かけます。
和む風景ですねぇ・・・