intensive care unit でIntravenous Injectionをしないといけないのでエブリーナイトでトゥギャザーしてます

小動物臨床の先生や看護師の方達は共感して頂けると思いますが

輸液ラインの「ぐるぐる」ってどうにかなりませんかね(;・∀・

あれ、どうにか出来るなら特許ものな気がします

 

どうしても輸液を離脱できない、維持しなければならない状態だと

大概そんな症例は急変の可能性があります。

そうなると家に帰るタイミングも不定期になり、病院で仮眠してても半分起き続けるような状況になります。

 

文字通り輸液”ライン”はライフ”ライン”的な位置付けになりますし

文字通り”臨床、すなわちベッドサイド”ってことです。

 

 

犬猫(ペット)を仕事にしてると

「可愛いコに囲まれていいね」「毎日が癒されて楽しそうだね」

「人間の医療とは違うからラクそう」などほんわかした優しい印象に思われることが

多いですが、残念ですが現実はウニャウニャ。

ヒトの「伴侶」が僕らの対象なので、求められる医療水準は全てヒトと同じ高水準

使う機器も薬もほぼ同じ、でも保険や医療費の面でヒトと比較されるので

自由診療の犬猫ではウニャウニャ

時間関係なく生死を左右するヒリヒリした状況にいつも囲まれてウニャウニャ

 

要は「フィジカルもメンタルも頭も結構なタフさが必要な”可愛~い”仕事」

ってことです。

業界を目指す若者の皆様、当院にぜひ実習や見学来てください!!!!

待ってます!!!!

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悩んだ末に導入した自慢のICUユニット

数多くのピンチから首の皮一枚で繋いでくれた愛しい箱です

 

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コンビニ同様24h営業で動き続ける、小さくても頼りになるヤツ



 

真面目なブログ part2 (手術画像あり、閲覧ご注意下さい)

発情・生理や出産の前後で卵巣・子宮を摘出するのはリスクがあります。

 

これをみればお察し頂けると思います。

健康なコがこの先も健康に過ごすための手術ですので、オフピークをおすすめします。

 

事実、余計な出血も多いしイイことはあんまり無いので、よっぽどの事情が無いなら

参考にしてください(=^・^=)

 

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血の気が豊富でパンパンです、裂けやすく脆弱になってますので注意して臨みます。

膀胱の裏に子宮は隠れているので、そーっと気を付けて誘導します。

※診る人が診れば卵巣の変化にも気づくはずです

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皮下をウナギのようにウニョウニョ縫うと、キレイに皮膚が寄ってくれます。

ピタッとくっつくし糸の痕も目立たないので、審美性的にも

ヒトの美容外科では多用されてる?ようです。(と、昔学びました)

 

久々に真面目な病院のブログっぽいことupします(手術画像あり・閲覧ご注意ください)

当院はスタッフも少なく

外来の受け入れ制限をかけるほど小規模でやっています。

その分ご迷惑おかけする場面も多いかもしれませんが、精いっぱいやってます。

 

自分の手技や専門どーたらの問題も当然ありますが

マンパワーを必要とする術中・術後管理や集中管理に対応出来ない場面も多いので

二次診療へ紹介する場面がとても多いです。

(だからせめて、ベストなタイミングで致命的にならないように見極めた上で

中継ぎ投手みたいな気持ちで紹介や仕事をしています)

 

 

年明け最初のオペは

ERに紹介したんですが

当院にUターンしてきたイレウス症例でした。

当院には現在胃カメラが無いので、異物誤嚥の場合に術式は

胃に停滞していたとしてもサイズに関係なく「開腹」になります。

十二指腸より先に言った場合は言わずもがな、どこの病院でも切ることになります。

食道内でもウチは切ることになっちゃうので、どうしても内視鏡が欲しい・・・( ;∀;)

 

 

人間が注意していれば防げるトラブルなので、どうかどうか気にしてやってください。

絶食をかけないといけなかったりするので、消化器外科適応にならないように

お過ごしください。

うちのコに限って・・・なんてことはありませんので(;・∀・)

 

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閉塞部位の同定をしました

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患部の直上を切開時にちゃ~んとジュワジュワ出血してくれてるといつも安心します。

大袈裟に壊死部の切除などしなくて済むので麻酔時間も大幅に短くて済みますし(;・∀・)

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消化管はメス入れた瞬間から

口から肛門方向にかけての蠕動運動を人工的に破壊したことになります。

術後の給餌などの計画をどうしてこうかなって考えながら縫ってます。

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レントゲン撮影を同時に出来るオペ室なので

開腹中にも場所を特定して切れました。

おかげで体格のわりに実際の腹壁切開は小さくて済みました。

でもこれ以上小さいと体外に出す消化管が絞扼しそうなので

逆に作業がやりにくいから、今後も良き塩梅を探っていきます。

(腹腔内の洗浄後に器具とドレープ交換をしますが、その一瞬の隙に撮影してます)

 

ウイルスには年末年始も仕事もプライベートも県境も国境もありません、ひたすら脅威ですね・・・

新たな年が始まりましたが、世の中の混乱具合は悪化の一途を辿っています。

 

驚異的な感染拡大により、今まで他人事のように感じていたヒトも

さすがに警戒を始めたことと思います。

 

獣医療に関して言うと

コロナウイルスの流行とは関係なく

ヒト同様に生きとし生けるものである以上

体調を予期せず崩す可能性があるので、常に診察をし続ける必要があります。

 

再び自粛要請のかかる飲食・娯楽・観光業などにおける感染リスクと

動物病院におけるヒト同士の交流による感染リスクに大きな差は無いと個人的には

思っています。

ですので、引き続き電話による外来予約での来院集中をさける取り組みに

どうかご協力をお願いします。 

 

それでも来院後にお待たせしている現状、すいません、とにかく頑張りますっ(-_-;)

 

 

 

ご協力お願いついでに

レジデンス利用に関してですがやはり当日や無断のキャンセルが後を絶ちません。

お電話すら何故かつながらない方もいます。

(ニュースで報道されていた塩原温泉エリアでのキャンセル事案に似てる?・・・)

もちろん事前にご連絡を頂いている場合が多いですが

 

今後この状況が改善しない場合は何らかの措置を考えないといけません。

 

シンプルなことですが・・・とりあえず事前に連絡くださいね・・・

 

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動物病院関係者にはおなじみ?の干支のコスプレした某製薬メーカーさんのキャラ人形

営業担当さんにいつ人形くれますか?と常に聞きまくってた11月がすでに懐かしい

 

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面白そうなお菓子をコンビニで買ってレジデンスのお世話をしていた元日

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ブタじゃないんかい、とセルフ突っ込みした粉雪降る正月でした。 

農・獣医科の学生”あるある”かもしれませんが

解剖学を学ぶと焼肉やホルモン屋に行って座学の復習をしたくなりがちです。

少なくとも自分はそうでした・・・

 

朝からあちらこちらでサイレンが鳴り響いてました、ご無事を祈っております。

さすがに今朝は窓の外を2度見しましたよね。

 

学生の頃は

朝起きたら外が真っ白になり、自分の車が埋もれていることは地域柄よくありました。

車のルーフを見下ろしながら座席に滑り込む、なんてこともありました。

タイヤも11月には履き替えて、ワイパーも冬用に代えてました。

 

黒磯より北には冬場は行かないつもりなので

ノーマルタイヤで過ごそうと思いましたが、やっぱり降ると交換行くか迷います。

木綿畑・高林・戸田・青木方面にいくと一気に天気が変わりますが、当院あたりまで

がノーマルのギリギリです。

 

ぬくぬくステイホームで今日もサイレントナイトします。

 

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レジデンスからの景色、絵になりますね

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クリ同様にユキにも足元注意してくださいね、

今日もいつも通りじっくり診療してます。

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寒いったらありゃしない、革のシートとハンドルは体温を奪っていきます。

「人生や命や責任」について考えさせられる2020年でした、皆さんはいかがでしたか?

この仕事をしていると「命の始まりや終わり」に沢山立ち会います。

 

これからの夢と希望に満ちた未来を生きていくであろうやんちゃなコ達や

残された時間を大好きなヒトと共にどのように向き合うか選択を迫られるコ達など。

 

自分が患者さんの立場になったことを想定して

自分だったら・・・と思いながら

嬉しいことや嫌なことを意識しながら仕事をしているので、やや自分本位だし

必ずしも皆さんに等しくマッチしてはいなかったかもしれません。

 

だから、皆様にとってのオリジナルの正解を、お気持ちを細やかに汲み取ることで

いかに実現していくかをメチャメチャ今年は意識してきました。

 

でも 

やっぱり今年も自分の判断が本当に正しいのか自問自答しながら不安なまま

過ぎていきました。力不足や無力さも沢山感じました。その度グっと色んなものを

心に感じました。

 

まぁ、時には「鈍感力」も大事です(=^・^=)

 

そんな後悔と反省の繰り返しが、明日への仕事や生活にプラスにつながると信じて

残りの師走をとりあえず駆け抜けようと思います。

 

 

ちょっと早いですが、来年もこの若造をどうぞよろしくお願いします

 

ニャ(=^・^=)

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こんな山の景色をボケーっと見てるだけでもエネルギーチャージされてる気がします。

これだけでも那須に来た甲斐があるし、間違いじゃなかったと今感じています。

今を・・・この一瞬を大切に・・・心からの感謝をこめて・・・

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那須町のショートコースで1人で白球を追いかけました(笑)

 

内科における診断・治療も

ゴルフのスコアメイクも

ターゲットへの慎重かつ大胆な「アプローチ」が肝です

 どちらもとことん突き詰めて上手くなりたい!!!

 

脈々と受け継がれる牛柄犬の血筋

とりあえず可愛いっすねぇ

ちなみに2人は親子ではなく、年齢もそこそこ離れてます

 

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でも出身エリアは2人ともやっぱり当院の近所らしいです

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左:短毛 右:長毛気味?

一応2系統あるみたいです、あとお肌弱いコが多そうな印象でした