「断ち切る」ことの決断と勇気に敬意を表します (手術画像あり・ご注意下さい)
ここ1か月はなぜか「断~術」と呼ばれるオペが何件か続きました。
人間と違い、動物には”術部を温存し弄らないでおく”という概念がなく
どうしても舐めたり齧ったりするものです。
術者としては術部の保全に関して、オーナー様の自宅での管理にお任せするしかない
からいつもヤキモキします。
二度と切除すると戻らない臓器に関しては
温存することでQOL(生活の質)や命に影響がよっぽどある場合に適応となります。
そりゃしなくていいならだれもやりたくないですよ。
手を下す側も心が痛みます。
でも、残すことでこの先にどうなるか分かっているからこそオーナー様に
必要性をひたすらに説明します。
尚更、外貌が変わるなら悩ましいです。
その先にある人間との幸せな生活を末永く続けることを願って、、、
今日もいくらでも腰を据えてお話・ご説明させて頂きます。