かゆくてジュクジュクしたイボがあるコに耳寄りなお知らせ(^^)/

特に中~高齢のワンちゃんに多いですが

皮脂腺腫(皮脂腺過形成)や疣贅(イボ)って聞いたことありますか?

 

おそらくデキモノがあることを主訴に病院に受診した方の中には、獣医さんから

そのように説明された経験がある方いるのではないでしょうか。

 

基本的には命に関わることは稀ですが、体中にあることで管理に不都合が出たり、生活の質が低下する場合があります。(短期間に極端に大きくなるなら話は全く別です!)

 

脂や汁の分泌が豊富で膨れて大きくなったり細菌が増えやすい

⇒すると、物理的に気になるし、なんだかかゆい⇒いじる・かじる⇒分泌する細胞なので、どんどん膨れて大きくなる⇒さらにかゆくて気にする⇒いじる・かじる⇒血が出る⇒いじる・かじる

といった無限ループです。

 

見た目に特徴があるので分かり易いですが、体表腫瘍は良~悪性様々な特徴や種類があるので兎に角、かかりつけの先生にご相談下さい。

 

 

当院では無麻酔・無鎮静でも可能な大きさ・性状・本人の性格であれば、局所冷却しながら「蒸散」して縮小させて不都合な状態を改善させています。

 

塗り薬をぬったり、あて布したり、服着たりしても汁は出るし、かゆいし、気にしていじるしワンちゃんはイライラしちゃいます。

外科的切除が理想ですが、そんな状態のコは年齢的にも基礎疾患があって、治療したり麻酔リスクがある場合が多いです。

 

悩まれている方がいましたら、ぜひ診せて頂けませんか?

処置回数は症状の程度・大きさ・場所などモノによるのでケースバイケースですが

一度お気軽にお電話下さい。診療所でスタッフ一同お待ちしております。

 

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当院自慢の半導体レーザー装置で処置を行います!!!

ヒト医療でいう美容外科のシミ取りにもレーザーが活躍しています。

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ラウンド形状のプローブでちょっとづつイボを散らしていきます。

その都度氷のうで冷やすことで麻酔とレーザー熱に対する冷却の役割があります。

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処置前は汁でジュクジュクし、かゆみでいじり、悩んでいました。

(写真は処置直後、やや大きかったので一気にやらずに様子を見ながら控えめで処置しました)

 

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1週間後の様子。

組織が壊れて汁も出なくなったので塗り薬・かゆみ・いじり・保護服から卒業しました。

時間が経つと、蒸散部は壊れているので徐々に委縮が進みます。