当院はスタッフも少なく
外来の受け入れ制限をかけるほど小規模でやっています。
その分ご迷惑おかけする場面も多いかもしれませんが、精いっぱいやってます。
自分の手技や専門どーたらの問題も当然ありますが
マンパワーを必要とする術中・術後管理や集中管理に対応出来ない場面も多いので
二次診療へ紹介する場面がとても多いです。
(だからせめて、ベストなタイミングで致命的にならないように見極めた上で
中継ぎ投手みたいな気持ちで紹介や仕事をしています)
年明け最初のオペは
ERに紹介したんですが
当院にUターンしてきたイレウス症例でした。
胃に停滞していたとしてもサイズに関係なく「開腹」になります。
十二指腸より先に言った場合は言わずもがな、どこの病院でも切ることになります。
食道内でもウチは切ることになっちゃうので、どうしても内視鏡が欲しい・・・( ;∀;)
人間が注意していれば防げるトラブルなので、どうかどうか気にしてやってください。
絶食をかけないといけなかったりするので、消化器外科適応にならないように
お過ごしください。
うちのコに限って・・・なんてことはありませんので(;・∀・)
患部の直上を切開時にちゃ~んとジュワジュワ出血してくれてるといつも安心します。
大袈裟に壊死部の切除などしなくて済むので麻酔時間も大幅に短くて済みますし(;・∀・)
消化管はメス入れた瞬間から
口から肛門方向にかけての蠕動運動を人工的に破壊したことになります。
術後の給餌などの計画をどうしてこうかなって考えながら縫ってます。
レントゲン撮影を同時に出来るオペ室なので
開腹中にも場所を特定して切れました。
おかげで体格のわりに実際の腹壁切開は小さくて済みました。
でもこれ以上小さいと体外に出す消化管が絞扼しそうなので
逆に作業がやりにくいから、今後も良き塩梅を探っていきます。
(腹腔内の洗浄後に器具とドレープ交換をしますが、その一瞬の隙に撮影してます)